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2025
  • Oct.02
  • PERSON

10年越しの想いをかたちに
ーシンプルなロゴに見出す奥深さー

 

デザインで重要なのは「重み」

 

ナイトウ
はじめに、グラッシーデザインに依頼していただいたきっかけを教えてください。
加藤社長
トータルでバランスがいいデザインができる人を探していました。
僕自身がデザイナーの経験がある中で、バランスが取れるデザイナーさん、デザインに意味を付けられるデザイナーさんって割と少ないなと思っていました。
ナイトウ
「デザインに意味を付けられる」というのは?
加藤社長
言葉の重みとか、そういうものを理解できる、奥深さがわかるデザインを探していました。
僕はよくAIを使うんですが、AIは優秀でおもしろい反面、軽いんですよね。キャッチコピーのアイデアなんて、たくさん出してくれるんだけど、どれも軽い。そういった意味で、デザインにおいても「重み」を理解して表現できることを求めていました。

 
 

ナイトウ
僕も同じようなことを考えていて。
人間の深み、想い、日本人ならではの言葉の奥行きみたいなものは、AIには生み出せないんだと思います。
加藤社長
あとはシンプルに、距離が近いことも大事だと思っています。
今は世界中どこでもオンラインでコミュニケーションが取れますが、会って話さないと細かいニュアンスは伝わりません。デザインってむずかしいですからね。

 

デザイナー出身としての葛藤を乗り越えて

 

ナイトウ
会社のロゴデザインの依頼を決めるまで10年かかったとお聞きしましたが、何か理由があったんですか?
加藤社長
ロゴを発注するのに10年、長かったですね。
デザインは自分でもできるけど、自分の限界もわかっている状態で。なかなか踏み出せなかったんです。グラッシーデザインさんには「巖神ファーム」のロゴをお願いして、僕の想いは伝えてあったので、そのままお任せしようと思いました。
ナイトウ
その葛藤を乗り越えて任せていただき光栄でした。
加藤社長が作った会社ロゴがあったので、それを見て意味を考えたりもしましたね。
加藤社長
だいぶ昔に作りましたね。
あれはちょっと複雑なデザインだったので、もっとシンプルがいいと思っていました。

 

 

シンプルだからこそ、意味を感じられるロゴ

 

ナイトウ
実際にデザインを見たときの印象はいかがでしたか?
加藤社長
見た瞬間、一発OKでしたね。
制作期間が2、3ヶ月あって、いろいろな情報でごちゃついてもおかしくない。これだけシンプルで洗練されたロゴを作ってくるということは、ナイトウさんは自信があるんだなと思ったので、もうOKでした。ロゴがかたちになるってすごいですよね。
ナイトウ
ありがとうございます。
自信しかなかったですね。
加藤社長
すごくシンプルですよね。
黒一色で、家紋のようにも見えるけれど、何かわからない感じもある。
デザインでもSNSでも、僕は説明しすぎるのが好きじゃないんです。
Client
株式会社加藤商事 
代表取締役 加藤貴也
山形県新庄市で最上鴨(もがみがも)の飼育販売と飲食店経営を手がける株式会社加藤商事。「巖神(いわがみ)ファーム」のロゴデザインに続き、10年越しの想いを込めた会社ロゴのデザインを、グラッシーデザインにご依頼いただきました。
https://www.yamagata.fun
ナイトウ
見る人にその奥にある意味を感じてもらって、そこすらも感動してほしいということですかね。
加藤社長
そうですね。「考えるな、感じろ」という感覚です。
シンプルだからこそ哲学的な問いが生まれ、意味がわかりそうでわからなくて、モヤモヤするのがいい。まさに「重み」です。デザインって深いですよね。
ナイトウ
僕もロゴはシンプルがいいと思います。
そこを加えるか加えないかで、お客様の感じ方が大きく変わるので、プレゼン資料を作るのはけっこう命懸けてますね。

 

ブランドづくりは、まずは自分たちの満足から

 

ナイトウ
実際にロゴができて、何か変化はありましたか?
加藤社長
会社にかっこいいロゴがあるって、すごく大事ですよ。
テンションが違いますね。
従業員がエントランスから入ってきて、このロゴを見て「よっしゃ!」って思うはずなんです。かっこいいロゴを見て誇りに思うとか、視界に入れば「よし」って気合いが入るとか、モチベーションにつながると思います。実は、このロゴの旗を立てようかと考えているんですよ。
ナイトウ
ぜひたくさん活用していただきたいです。
加藤社長
ロゴがあると、それが軸になりますよね。
ブランドに関わる意思決定も迷わなくなります。鴨の飼育販売はすごくクリエイティブな仕事なんですよ。本当にユニークな商品なので、これからどんな方向にも伸ばしていけると思っています。

 
 

ナイトウ
加藤社長にとって、ブランドを作っていく意味とは?
加藤社長
ブランドを作っていくときに、周囲に認知してもらうことはもちろん大事。ただ僕が思うのは、まずは自分たちのテンションが一番大事だと思うんです。ロゴでも商品でも、自分たちが心からいいと思えるもの、テンションが上がるものじゃないと売れないでしょう。それが売れたら、さらに盛り上がっていくわけじゃないですか。自分の会社のロゴを見たときに、まずは自分たちが満足できる。それが本当のブランドじゃないですかね。
ナイトウ
間違いないです。
まずは届ける人たちがそのブランドに染まっていないと、誰にも届けられないですよね。

 

「ファーム」から「研究所」へ〜新たな事業展開

 

ナイトウ
今回、「巖神ファーム」から「巖神研究所」に名前を変えたのは、どのような理由なんですか?
加藤社長
僕たちがやっていることは、もう「農業」というより「研究」だな、という段階になったんです。単に鴨を飼育するだけでなく、どうやったらもっとおいしい鴨を育てられるか、どんな商品が開発できるか、常に研究し続けている。「研究所」なら地域のみなさんとコラボレーションしやすいですし、新しいことにチャレンジしていく姿勢も表現できると思いました。
ナイトウ
具体的にはどのような企画を考えているんですか?
加藤社長
まずは、地域の特産物とコラボして、地域性を高める商品開発に力を入れていきたいですね。
具体的には、地元の山に自生する薬草を調味料にしたり。地域資源を活かし付加価値を高められるような商品を生み出して、地域のみなさんと協調していきたいと思っています。
ナイトウ
ありがとうございました!
今後の取り組みも楽しみにしています。