採用がうまくいかない…そんな声、本当に増えています。
「求人出しても応募が来ない」「来てもミスマッチ」「いい人材は他社に取られる」
様々な業種の企業で同じような悩みを抱えていることがわかっています。
その背景にあるのが、VUCAと呼ばれる先の読めない時代。
そして物価高。緊迫が続くイラン情勢。
企業も個人も余裕がある状況ではなく、それでもなんとか前に進もうと、みんな必死に頑張っています。
だからこそ、「どう伝えるか」で結果が大きく変わる時代になっています。
今回は、グラッシーデザインが考える「時代が変化する今、知るべき3つの変化」について少し深く掘っていきます。
まず大前提として、情報の“信用価値”は企業の中ではなく、外でつくられる時代です。
昔は、企業が発信する情報がそのまま評価につながっていました。
テレビCMはその代表格ですね。
でも今は違います。
世の中が豊かになり、選択肢が増えすぎたことで、「どれがいいか」を自分で判断するのが難しくなりました。
そこで人はどうするか。
「他人の評価」を見るようになりました。
SNSのいいね数、口コミ、レビュー、星の数、インフルエンサーの発言。
これらが集まって、「この商品は良さそう」「この会社は良さそう」という価値観を形成している。
つまり“周りからどう見られているか”まで含めて設計する必要があります。
採用においても同じです。
求職者は求人票だけで判断しません。必ずSNSや口コミを見ています。
この現実を無視した情報発信では、やはりうまくは行きませんので、根本から変える必要があります。
2つ目は、広告そのものへの見られ方です。
今のユーザーは、とても冷静です。
企業が発信している情報を見て、「これは広告だな」「企業に都合のいい情報だな」と瞬時に判断します。
インスタ映えが流行ったのも、作られた情報ではなく“リアル”が求められている証拠です。
YouTubeの広告スキップ、CMなしの動画配信サービスへの課金など、「広告を避ける行動」も当たり前になりました。
ここで重要なのは、広告が悪いわけではないということ。
ただ、“広告っぽさ”が嫌われているんです。
では、どうすればいいか。
ヒントは「情報価値」です。
たとえば、
・手書きで学んでいく過程が見えるコンテンツ
・プロのスゴ技を目の前で見せるような価値提供
・いつでもどこでも気軽に見られる手軽さ
こういった「見ていて意味がある」「ちゃんと得をする」情報は、広告と認識されにくく、むしろ好意的に受け取られます。
採用でも同じで、ただ「働きやすいです」と言うより、「実際に働いている様子」や「リアルな1日」を見せた方が、圧倒的に伝わります。
最後は、働き方と仕事観の変化です。
フリーランス、リモートワーク、副業。
働き方は完全に多様化しました。
それに加えて、新卒人口は減少傾向。
つまり、これからは確実に“人材の奪い合い”です。
ここで大きく変わったのが、主導権です。
これまでは「企業が人を選ぶ」側でしたが、今は「人が企業を選ぶ」時代。
給与や福利厚生だけではなく、
「この会社で働く意味」や「どんな価値観なのか」が重視されています。
言い換えると、“らしさ”が問われているということです。
どんな想いで仕事をしているのか。
どんな人たちがいて、どんな空気感なのか。
そこに共感できるかどうかが、応募の判断基準になっています。
この3つの変化に共通しているのは、
「企業がコントロールできない領域が増えている」ということです。
だからこそ、無理に良く見せるよりも、
リアルで、誠実で、伝わる発信が必要になります。
正直、今の時代は簡単ではありません。
VUCAで先が読めず、物価も上がり、企業も個人も余裕がない。
でも、みんな同じ状況です。
だからこそ、ちゃんと向き合って発信している企業は、ちゃんと選ばれています。
情報発信はコストではなく、「信用価値」をつくる投資です。
選ばれるための土台づくり「ブランディング」です。
ぜひ、自社の採用や広報に活かしてみてください。