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代表のナイトウです。
企業が長く選ばれ続けるために必要不可欠なブランディング。
しかし、多くの経営者様や担当者の方は「ブランディングに時間とコストがかかる理由」が明確になっておらず、踏み出せないという声を多くお聞きします。実際、ブランディングというものは単なるデザイン制作などではなく「信用価値を築くプロセス」。そこにはやはり時間とコストがかかります。本記事では、そんな皆様の疑問を少しでも解消すべく、なぜ「ブランディング」に時間とコストがかかるのか?を、成功企業が実践する3つの理由として詳しく解説します。
ブランディングは広告のように「出稿すればすぐに効果が出る」ものではなく、社内外での認知・理解・共感・選択というプロセスを経ることで、信用価値が築かれるもの です。このプロセスには最低でも1〜2年の継続的な取り組みが必要です。
企業理念やブランドの方向性が策定されても、社員が理解し、日々の業務で実践できるようになるまでに時間がかかる ため、以下のフェーズを踏む必要があります。
整備・具体化フェーズ(1〜2ヶ月)
アイデンティティとなる企業理念の策定、社内への共有
浸透・展開フェーズ(3〜6ヶ月)
ワークショップや社内研修を通じて自社ブランドの意義を深める
継続・定着フェーズ(6ヶ月〜1年)
業務プロセスや評価制度にブランドを組み込み、行動を習慣化
時間がかかる理由
社員一人ひとりが自社の存在意義や目指す方向性、守べき価値観など、自社のアイデンティを理解し、日々の業務で実践できるまでになるには継続的な発信と時間が必要となります。
顧客をはじめ求職者、取引先や投資家など、市場に企業としてのブランドの価値を届け伝え、「信用価値」を築くためには、ターゲットの「認知 → 理解 → 共感」の流れを作る必要があるため、継続的な発信が不可欠です。
浸透・展開フェーズ(3〜6ヶ月)
ブランドメッセージを発信し、存在を知ってもらう
継続・定着フェーズ(6ヶ月〜1年)
オウンドメディア・SNS・PRなどでブランドの意義を伝える
共感フェーズ(1年〜2年)
体験価値を提供し、ブランドへの愛着を育てることで「このブランドを選び続ける」状態をつくる
時間がかかる理由
価値観の変化や広告への意識の変化によって、今の世の中、一度の広告やSNS投稿でブランドを信用することは滅多にありません。継続的な発信の中で、情報価値、体験価値、品質価値の提供によって信用価値が築かれます。
ブランディングにかかるコストというと、ロゴマークやホームページといったデザイン制作の費用だと思われる方が多いと思いますが、決してそれだけではありません。社内浸透・社外発信・ブランド体験のために必要な提供すべてをトータルで考える必要があります。 そのため、まとまった投資が必要になります。
企業理念策定:市場調査・分析、理念開発
社内浸透施策:ワークショップ、研修
ブランドガイドライン策定:ロゴマーク(VI)、メッセージ統一
コストがかかる理由
ブランドの方向性を誤ると後から修正が難しくなるため、最初の設計段階に十分なリソースを投じることが必要になります。多くの場合、ここの設計がうまくいかず結果、余計なリソースが必要となりその分コストも膨れている場合が多く見られます。
ブランドメッセージの発信:ホームページ、SNS、動画、コンテンツ制作
認知拡大のためのPR:広告・キャンペーン戦略
ブランド体験の提供:展示会、ポップアップ、イベント
コストがかかる理由
社外にブランドの価値を認知し、そして理解・共感してもらうためには、あらゆる角度から多面的なアプローチが必要です。単発の広告やキャンペーンではなく、継続的な投資が求められます。
ブランディングにおいて、時間とコストの投資は避けられませんが、効率的に進める方法は存在します。
単に費用を削減するのではなく、適切な手法を選び、戦略的に取り組むことで、無駄なコストを抑えながら短期間で成果を上げることが可能です。ここでは、時間とコストの最適化に向けたポイントを解説します。
・時間を短縮しようとすれば → 多額の広告費・人材リソースが必要になる
・コストを抑えようとすれば → 長期的な取り組みが必要になる
「時間」と「コスト」はトレードオフの関係にあり、「できるだけ効率的に信用価値を築く」ための戦略設計が重要になることを覚えておきましょう。
時間やコストを抑えつつ、効果的にブランディングを進めるためには、以下の方法が有効です。
①社内のブランディングをスピーディに進める
企業理念やブランド戦略の策定を短期間で行い、ワークショップや研修を積極的に取り入れることで、社員の意識を早期に統一し、社内浸透を加速させます。(短期間で理念策定、ワークショップ実施)
②デジタル施策を活用してコストを抑える
SNSやオウンドメディアを活用し、低コストで継続的にブランドの価値を発信。特にコンテンツマーケティングを強化することで、広告費を削減しながら効果的な認知拡大を実現できます。(SNS・オウンドメディアを活用し、広告費を最適化)
③外部パートナーを活用する
自社だけでブランディングを進めるのではなく、専門的な知識を持つコンサルタントやクリエイターと連携することで、効率的かつ高品質なブランド構築が可能になります。(自社だけで完結せず、専門家の力を借りる)
ブランディングには時間とコストがかかる理由が明確に存在し、それらを惜しむとブランドは定着しないといっても良いでしょう。
✔ 時間がかかるのは、信用価値を築くために必要なプロセス
✔ コストがかかるのは、ブランドの方向性を誤らず社内外で定着させるため
ブランディングに時間とコストをかけることで、企業は「選ばれ続ける」存在へと変わっていきます。
現在、急速なデジタル化と市場環境の変化により競争が激化する中、消費者の選択肢が増え、企業が「価値」を伝えなければ、価格や利便性での競争に巻き込まれるリスクがますます高まっています。さらには、SNSの普及により企業の姿勢やストーリーがより重要視される時代。ブランドの信頼を築き、共感を得ることが、持続的な成長のカギとなります。
今こそ、短期的な売上施策に頼るのではなく、長期的に企業価値を高める「投資」として、本気でブランディングに取り組むべきタイミングであることは間違いありません。
グラッシーデザインでは、企業のブランディング構築をサポートし「信用価値」を高めるための戦略設計から実行までを支援しています。どのようにブランディングに取り組めばよいのか、具体的なアクションプランが必要な方は、いつでもお気軽にご相談ください。