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LOGO

株式会社八木橋久兵衛ロゴマークデザイン

ABOUT PROJECT

銀山温泉に対する想い「古き良き時代の文化と人情」がコンセプトのロゴマーク

今回ロゴデザインするにあたり、八木橋社長から会社のこと事業のこと、様々な想いをお聞かせいただきました。その中で、いちばん印象的だったことは「銀山温泉に対する想い」でした。そこには熱い情熱と、何より強い覚悟を感じました。長い長い歴史と、古き良き文化が今も残る観光で栄える銀山温泉ですが、明治から大正にかけては、延沢銀山の衰退後の人口激減、大正2年銀山川の大洪水からの復興と、決して平坦な道のりではなかったことも知りました。そこにはおそらく、今の八木橋社長と同じく、銀山温泉に対する強い想いと覚悟を持った先人たちの存在と尽力があったからこそ復興を遂げ今の銀山温泉に至るのだと、わかった気がしました。

THOUGHT

日本酒の銘柄でよく目にする書体デザインの「ひげ文字」。ルーツは江戸時代までさかのぼるとされています。書法の完成期は明治10〜20年代とされ、酒といえばひげ文字で書くのが普通になったそうです。そのフォルムは大正から昭和にかけて一層洗練され、今も残る日本の文化のひとつとなりました。今回、このひげ文字を用いたのには、事業が「酒屋」というだけではなく、ルーツにあります。銀山と同じく明治から大正にかけて進化を遂げている点、人情が色濃く栄えた江戸町人の文字文化という点です。 このルーツと、銀山の街の景観にマッチするデザインとして「ひげ文字」を採用しました。